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ROGM回顧録30 試して見なければ分からない

 キャラクターのDEF能力値は、これまであまり注目されてこなかった。

 対人に関わらないキャラクターはそもそも攻撃されることがなく、防衛するにしても、今期の過剰な攻撃力の前にはいくら高めても無駄だと考えられていたからだ。
 実際、味方がダンジョン攻略で総攻撃力10mを達成したと聞いて僕らは暗澹たる気持ちになったのだ。これでは、いくらDEFがあっても足りない。

「仮に攻撃10m対防御10mの戦闘になったとして、いくつDEFがあれば現実的に耐えられるHPダメージになるだろうか?」

 僕らは計算してみた。

「DEF4000くらい」(*1)
「これはひどい」

 この時、キャラクター1人のDEF能力値は200前後が限界であり、10mの攻撃に耐えるには20人のキャラクターを集めなければ話にならない、ということである。いくら防衛側の人数に限界はないといっても、いつどこが攻撃されるか分からないのに20人も詰め込めるはずがない。

 さすがに問題があると運営も考えたのか、8月29日にキャラクターの能力値にテコ入れが入った。表示能力値の合計10ごとに、能力値ボーナスが発生するようになったのだ。
 この数字は10で1、20で3、30で6……と2次関数的に増えていき、表示能力値が100の場合、実能力値は164に達する。
 では、ゲーム上の限界にほぼ近いDEF能力値200の時は?

 答えは「試して見ないと分からない」である。
 よろしい、ならば試して見よう。

普通こんなのを防御の要にしようなんて思わない。

普通こんなのを防御の要にしようなんて思わない。


 現実にDEF200を達成するには、キャラクターの能力値を上限である99にするのはもちろん、装備による修正も限界である99にした上で、さらにクラス修正値も吟味しなければならない。
 しかし、システム上の限界に挑戦するとなると、他の能力値はどうしても犠牲にせざるを得ない。キャラクターの能力値は主に現金(*2)で解決できるが、装備をDEF特化したら他はボロボロになる。
 ただ幸いにして、DEF特化装備は市場で捨て値同然に売られており、集めるのは問題ではなかった。

 次の問題はキャラクターのクラスをどうするかだが、DEF修正値が最も高い「ロイヤルガード」は攻防に優れたスキルを持つ極めてレア度の高いクラスで、手に入れるにはちょっとどころでないzenyが必要だった。さすがに気軽に試して見る訳にはいかない。
 代わりに、「キャラクター単騎の時に最も総防御力が高くなるクラス」という点で僕はガンスリンガーに注目した。ガンスリンガーの使う「銃」はいわばクラス専用武器で、他のクラスが装備しても攻撃力や防御力が上がりにくい代わり、ガンスリンガーが使うと最も威力を発揮する。そして、ガンスリンガー自体はスキルが弱く不人気職で、銃はやはり市場で捨て値扱いである。

 そんな訳で、僕がDEF能力値200のガンスリンガーを育て上げるのにそれほど時間はかからなかった。

*1 これはあくまでもこの時点の仕様での概算だが、何となくキリの良い数字だったので僕らはそのまま使い続けた。
*2 ゲーム内では「修行」と言われていたが、使わないキャラクターを消費することで能力値を僅かながら強化することができる。ブラウザゲーにはよくある機能だが、有料の「キャラくじ」で手に入るキャラクターを消費した場合、修行の成功率が高く設定されていた。

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