■『南方海域強襲偵察』マップ3クリア

 期間限定海域『南方海域強襲偵察』のマップ3をクリアした。

●E-3「敵集結地を強襲せよ」:航路上に立ちふさがるフラッグ戦艦とフラッグ空母
 イベントマップ3は、実質的なクライマックスと運営が宣言しただけあって、マップ2に比べて格段に手強い海域であった。
 特に、航路上に立ちふさがるフラッグ空母とフラッグ戦艦は、クリティカルで命中すれば、改造済みの〈長門〉型戦艦であろうが一発でごっそりhpをもっていく難敵である。
 この難関に対しては、こちらも十分な準備を整えて立ち向かうしかない。
 まず、燃料と弾薬は、5万、3万をそれぞれ用意した。
 鋼材とボーキサイトは、2万3千と、1万8千。高速修復材も260個。

 今回のクリア目標は、米国海軍プレイである。
 艦これの提督の間では、課金によって資源やアイテムを確保して遊ぶやり方を、米帝プレイと呼んでいるが、アメリカ海軍はどちらかというと「足りなくなったら増やす」ではなく、「足りなくならないように用意する」戦い方をしている。

 実際に消費するかどうかは別として、必要量よりも多めの量が常に前線に到着し続けるように、兵站システムを整えて戦いに望むのである。

 当然、このやり方には「無駄」が多い。

 何しろ、使わない燃料、弾薬、資材を前線に送り続けるのだ。硫黄島の戦いでは、戦いが終わった後も大量の武器弾薬が余ったものだが、回収する価値がない、と判断したものは、どんどら穴ほって爆破して埋めている。必要なものをジャストタイムで必要量だけ届けるトヨタのカンバン方式とは違って、無駄だらけのこのやり方は、洗練された美しさはないが、戦争のように何が起きるか分からない状況では強みを発揮する。

 思わぬトラブルが生じた時、この方法ならば、余裕をもって対処できるのだ。
 質が同じなら、戦争で強いのは「無駄」と「犠牲」を許容できる軍と国家だ。

▼資材消費・所要時間・出撃回数
燃料:51k→40k(約11000消費
弾薬:34k→25k(約9000消費
鋼材:23k→19k(約4000消費
ボーキサイト:18k→14k(約4000消費
高速修理資材:261→210(51+α個消費
時間:7時間
出撃:18回前後

 序盤にフラッグ空母のクリティカルや、荒ぶる羅針盤によって栗田ターンを繰り返したため、思っていたよりは時間も資材もかかってしまったが、目標であるアメリカ海軍プレイはできたように思う。
 ようは、相手が泣いて謝るまで殴り続けるのをやめなければいいのだ。英国紳士の戦い方は、まったくもってエレガントである。

▼第1攻略艦隊
・CV〈赤城〉Lv80 彩雲、烈風、流星改、彗星
・CV〈加賀〉Lv66 応急修理要員、烈風、流星、彗星
・BB〈陸奥〉Lv88 応急修理女神、46cm砲、91式徹甲弾、33号電探
・BB〈金剛〉Lv77 応急修理女神、46cm砲、21号電探、15.5cm三連装副砲
・DD〈島風〉Lv65 応急修理要員、61cm四連装酸素魚雷、10cm連装高角砲
・DD〈雪風〉Lv40 応急修理要員、61cm四連装酸素魚雷、10cm連装高角砲
消費燃料:292 消費弾薬:330

 アメリカ海軍プレイなので、旗艦以外にはダメコン要員を搭載した。そのおかげで、ボス前で中破でもためらわずに前進を続けることができた。なお、お守りがわりになったのか、ダメコン要員を実際に使用することはなかった。

▼第2航空支援艦隊
・CVL〈千代田〉航改Lv57
・CVL〈千歳〉航改Lv55
・CVL〈飛鷹〉Lv52
・CVL〈隼鷹〉Lv53
・DD×2
消費燃料:108 消費弾薬:84

 「前衛支援任務」では、軽空母4隻を送り出した。一度も支援してくれなかったことがあり、マップ1-1で士気高揚状態にしてから支援を行わせたところ、そこそこの活躍をみせてくれた。ただし、潜水艦相手には1度もダメージを与えることができなかった。

▼第3砲撃支援艦隊
・BBV〈扶桑〉Lv61
・BBV〈山城〉Lv56
・BBV〈伊勢〉Lv54
・BBV〈日向〉Lv50
・DD×2
消費燃料:208 消費弾薬:368

 「艦隊決戦支援任務」では、航空戦艦4隻を送り出した。攻略艦隊がボスにまでたどりつけなくても、砲撃支援艦隊は燃料と弾薬を消費する。しかし、無駄を恐れてはアメリカ海軍プレイはできない。それに、実際に支援があった場合の効果は、やはり大きかった。相手の耐久力をこれで削った結果、砲撃戦2巡目ではなく1巡目で敵艦隊の何隻かを沈めることができれば、味方の受ける被害はずいぶんと少なくなるのだ。

 苦労はしたものの、イベントマップ3はクリアし、ドロップ艦である重巡〈鈴谷〉も獲得した。
 最大の難関であるイベントマップ4には……〈大和〉が待っている。
 果たしてここに挑むべきかどうか。じっくりと考えてみたい。
 悩むのも、このゲームの楽しみのひとつであろうから。