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キャンペーン『鋼鉄郷の黒騎士』基本コンセプト

2014年6月20日 未分類 No comments

 辺境の開拓村にひとりの君主(PC1)がいる。
 村の住人は30家族、およそ100人。
 辺境領においても、取るに足らぬ規模の村だ。

 だが、この開拓村のすぐ近くにある魔境の存在が、そこで産出する産物の価値が、開拓村に周辺領主の注目を集める。

 鋼鉄郷(スティールカントリー)。
 異界から来た投影体が闊歩し、この世界では手に入らない貴重な鉱物や物品が手に入る魔境である。
 開拓村に身を寄せる投影体(PC3)もまた、そのひとりだ。
 開拓村を拠点とし、鋼鉄郷からの産物を独占すれば、その君主の国は膨大な富と強大な軍事力を手に入れることになる。

 開拓村を狙える位置にある領主はふたりいる。
 ひとりは、東のバリスタ男爵。
 もうひとりは、西のデストリア伯爵だ。

 バリスタ男爵は、己の野心のため。
 デストリア伯爵は、傾いた財政を立て直すため。
 それぞれ、開拓村と鋼鉄郷を手にする理由があった。

 そして、その様子をじっとうかがう、第三の集団がいる。
 パンドラと呼ばれる、秘密結社だ。
 彼らもまた、何かを求めてこの地へとやってきた。

 グランクレストRPGキャンペーン
 『鋼鉄郷の黒騎士』

 混沌(カオス)を治め、聖印(クレスト)に至れ。
キャンペーン素案1

 

キャンペーン素案2===
PCの所属、立場
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PC1:開拓村の領主(固定)
PC2:バリスタ男爵の部下(変更可)
PC3:鋼鉄郷から来た投影体(固定)
PC4:PC2の知人・親族(変更可)

※素案ではPC1はバリスタ男爵に従属していることにしてありますが、デストリア伯爵側、あるいは独立領主でもかまいません。
※PC1が独立領主の場合、PC2とPC4も、男爵の部下ではなくPC1の協力者という形になります。PC2/PC4がロードの場合、もうひとつ開拓村を作って、そこの独立領主という形でも良いでしょう。

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キャンペーンの流れ
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 4~5回くらいのキャンペーンを想定しています。
 バリスタ男爵と、デストリア伯爵の対立に、パンドラがいろいろ陰謀を仕掛けて状況をさらに悪化させます。
 PCはその中で、基本的にパンドラと対立する形になります。
 パンドラとの対立の流れで、バリスタ男爵やデストリア伯爵と敵対することがあります。
 男爵や伯爵の家臣を選んだ場合、PC2やPC4は、板挟みになる危険があります。

ログ・ホライズンTRPGシナリオ:アンドリューの迷宮再び

2014年6月19日 TRPG, 未分類, ログ・ホライズンTRPG No comments

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シナリオガイダンス
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プレイヤー人数:4人(3~5人対応)
キャラクターランク:2
プレイ時間:2~3時間

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プリプレイ
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■今回予告
 〈アンドリューの迷宮〉は近日オープンが予定されている、地下十階まで広がる冒険者専用の訓練迷宮だ。
 現在、地下3階層まで建設が進んでいる。
 その建設現場にいる迷宮建築技師のアンドリューから、緊急の依頼が来た。
 事故が起き、急いでメンテナンスルームを再起動する必要があるのだが、自分は事故現場から動けないのだという。
 代わりに、メンテナンスルームへ行って再起動の作業をして欲しいというのが、彼の依頼だ。
 きみたちは〈アンドリューの迷宮〉へと向かった。

■レギュレーション
●使用ルール
 基本ルールブック
●難易度
 イージー:PC全員の【因果力】+1
 ノーマル:特になし
ログホラMAP2a
■ハンドアウト
●PCの立場
 冒険者にて迷宮建築技師のアンドリューが建設中のダンジョン〈アンドリューの迷宮〉。
 そのアンドリューが地下3層の建設現場で事故にあい、脱出ができなくなる。アンドリューとの〈念話〉によると、このまま脱出すると迷宮が崩落してしまうのだという。
 アンドリューは、PCのギルドに、迷宮地下3階層のメンテナンスルームを再起動してくれるよう依頼する。
 メンテナンスルームには警備用のエネミーが配置してあり、危険が予想される。

●シナリオ開始時の状況
 このシナリオは、PCたちが依頼を受けて〈アンドリューの迷宮〉の入口に到着したところから始まる。

●依頼内容と報酬
 依頼内容は〈アンドリューの迷宮〉の第3階層のメンテナンスルームを再起動させること。依頼を達成すれば、PC1人あたり200Gの報酬が支払われる。
 メンテナンスルームの再起動手順や必要なパスワードは〈念話〉でアンドリューから聞いているので、事前にアンドリューに会う必要はない。
 想定される危険は、メンテナンスルームを警備するエネミーだ。[ボス]タグのエネミーを倒せば、メンテナンスルームのロックを解除するキーアイテムが手に入る。

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オープニングフェイズ
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■インタールード1
 シーン1のシーン定義を読み上げる。

■シーン1:アンドリューの迷宮前にて
●シーン定義
 シネマティックシーン/シーンプレイヤーなし
▼解説:
 〈アンドリューの迷宮〉に到着したPCたちが、依頼の内容を確認するシーン。
▼目的:
 中に入る。

●シーン本体
▼オーバーチュア
 アキバの街から馬車で揺られて数時間。
 大きな岩の前でキミたちは馬車を降りた。
 岩の表面にくりぬかれ、地下へつながる階段が伸びている穴がある。
 入口には『工事中』と書いた看板が立っている。
▼シーン終了
 迷宮へ続く階段を下りるところでシーン終了となる。
 ここで、オープニングフェイズも終了となる。
 PC全員に【因果力】を1点ずつ配布すること。

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ミドルフェイズ
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■インタールード2
 GMはミドルフェイズの開始を宣言する。
 GMはシーン2のシーン定義を読み上げる。

■シーン2:迷宮第1階層
●シーン定義
 シネマティックシーン/シーンプレイヤーなし
▼解説:
 水の精霊に会う
▼目的:
 第3階層について説明を受ける

●シーン本体
▼オーバーチュア
 広間に続く第一階層の最後の部屋の中央に泉がある。床は石畳で少し硬いが、休息するにはもってこいだ。奥に、第二階層へと続く階段が見える。
 泉のそばのベンチに、水の精霊ウンディーネが座り、困った顔でため息をついている。
・セリフ:水の精霊(独り言)
「もう、マスターったら……せめて私が第三階層に降りられるよう、制限を外してくれればいいのに……お前を危険にさらしたくないんだ、なんて……」
▼場面:精霊の泉がある部屋
 水の精霊ウンディーネと会話して第3階層にある危険について説明を受ける。
▼モンタージュ:PCたちが近づいた
 キミたちに気が付いたウンディーネが顔をあげて、礼をする。
・セリフ:水の精霊
「(コホン)ようこそ、冒険者の皆さん。私はこの迷宮を作りしアンドリューを主とする水の精霊です。主からはアミという名前をいただいております」
「皆さんは、我が主からの依頼で、メンテナンスルームへ向かっておられるのですね?」
「第三階層の途中には、パックマンの迷路があります。ここは幻影のモンスターが追いかけてきます。触れても物理的なダメージはありませんが、精神エネルギーを吸われて[疲労]5を受けます。お気を付けください」
「メンテナンスルームの警備用エネミーは、凝り性のマスターがランダムに召喚するため、私の方では何が待っているかは説明しかねます。申し訳ありません」
「警備用エネミーのうち、[ボス]タグがついたエネミーを倒せば、メンテナンスルームに入るためのキーアイテムをドロップします」
「よろしければ、私の作った水薬[万能薬(初級)](P219)が2本ありますので、持っていってください」
「あの……マスターをよろしくお願いします。身の回りのことから何からダメな人なんですけど、優しい人なんです。この迷宮も、失敗できない実戦に出る前に、少しでも冒険者が経験を積めるようにって……」
▼シーン終了
 水の精霊と別れ、第二階層へ続く階段を下りるところでシーン終了となる。

■インタールード3
 GMはシーン3のシーン定義を読み上げる。

■シーン3:迷宮第3階層
●シーン定義
 アブストラクトシーン/シーンプレイヤーなし
▼解説:
 パックマンの迷路を突破する
▼目的:
 先へ進む
ログホラMAP2b
●シーン本体
▼オーバーチュア
 パックマンの迷路という部屋に入ると閉ざされた扉がある。こちらが出口だ。
 扉のない通路は十字路へとつながっている。ここには、モニター画面とマイクがある。
 十字路の先には、3つのコースが広がっている。ひとつのコースには、ひとりのPCだけが挑戦できる。
 それぞれをクリアすれば、扉が開くようだ。

②十字路
 ここでは、モニタで仲間やモンスターの動きを見て、アドバイスすることができる。

《アドバイスする》
分類:シナリオ動作
タイミング:仲間の判定直前/自分は行動済みになる
判定:基本(解析or知識/7)
 成功すれば、判定に+2される。

③体力コース
 傾斜が多く、通路を走る体力が求められるコース
 3回成功したら、コース突破

《体力コースを走る》
分類:シナリオ動作
タイミング:メインプロセス
判定:基本(運動/9)

走ると、判定の成功/失敗にかかわらずモンスターに出会う可能性あり。
2D6で5以上でモンスターが出現する。

《モンスターを避ける》
分類:シナリオ動作
タイミング:リアクション
判定:基本(回避/9)失敗すると[疲労]5

④頭脳コース
 曲がり角や、一方通行が多く、頭脳が求められるコース
 3回成功したら、コース突破

《頭脳コースを走る》
分類:シナリオ動作
タイミング:メインプロセス
判定:基本(知識/9)

走ると、判定の成功/失敗にかかわらずモンスターに出会う可能性あり。
2D6で5以上でモンスターが出現する。

《モンスターを避ける》
分類:シナリオ動作
タイミング:リアクション
判定:基本(回避/9)失敗すると[疲労]5

⑤運試しコース
 モンスターは少ないが行き止まりが多いコース
 5回成功したら、コース突破

《運試しコースを走る》
分類:シナリオ動作
タイミング:メインプロセス
判定:基本(運動、耐久、知覚/8)

走ると、判定の成功/失敗にかかわらずモンスターに出会う可能性あり。
2D6で7以上でモンスターが出現する。

《モンスターを避ける》
分類:シナリオ動作
タイミング:リアクション
判定:基本(回避/9)失敗すると[疲労]5

▼シーン終了
 ⑥出口に向かう。
 PC全員が、消耗表(P413)を体力の欄で振る。
 ミドルフェイズ終了。
 PC全員に【因果力】を1点ずつ配布すること。

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クライマックスフェイズ
===
■インタールード4
 GMはクライマックスフェイズの開始を宣言する。
 GMはシーン4のシーン定義を読み上げる。

■シーン4:戦闘準備
●シーン定義
 ブリーフィングシーン/シーンプレイヤーなし
▼解説:
 エネミーとの戦闘に備え、準備を整えるシーン。
▼目的:
 続くシーンで万全の状態で戦えるようにする。

●シーン本体
▼戦闘準備
 タイミングがブリーフィング、レストタイムの行動を行い、【準備】タグの行動を行って、続く戦闘の準備をする。

▼シーン終了
 準備を整え、骸骨広間へ向かうとシーン終了となる。

■インタールード5
 GMはシーン5のシーン定義を読み上げる。
 マップやマーカーなどを用意する。

■シーン5:メンテナンスルーム前の戦い
●シーン定義
 戦闘シーン/シーンプレイヤーなし
▼解説:
 PCたちが、メンテナンスルーム前のエネミーと決戦を行うシーン。
▼目的:
 エネミーを突破し、メンテナンスルームへ入る。
ログホラMAP2c
●シーン本体
▼オーバーチュア
 メンテナンスルーム前は広い部屋になっている
 奥にメンテナンスルームへ続く扉がある。
 しかし、その前には巨大な昆虫型のモンスターが控え、その周囲の床は赤く粘々した物体で覆われているようだ(プロップ:[ネバネバした床])。

▼エネミーの配置:
 D2:〈緑小鬼〉(『基本』P430)
 D3:〈緑小鬼〉(『基本』P430)
 D4:〈緑小鬼〉(『基本』P430)
 F1:〈緑小鬼の呪術師〉(『基本』P430)
 F5:〈緑小鬼の呪術師〉(『基本』P430)
 G3:〈甲冑蜘蛛〉

〈甲冑蜘蛛〉
 CR:3 大種族:[自然] Eタイプ:スピア エネミーランク:[ボス]
【STR】2【DEX】3【POW】1【INT】2
【回避】3+2D 【抵抗】1+2D 【物理防御力】10 【魔法防御力】7
【HP】78 【ヘイト倍率】×2 【行動力】5 【移動力】2
【識別難易度】6 【因果力】3
特技
《ネバネバランス》_[白兵攻撃]_メジャー_対決(4+3D/回避)_単体_2Sq_37+2Dの物理ダメージを与える。_[マイナー]対象に[追撃:5]と[硬直]を与える。_[因果力1]対象を[範囲(選択)]とする
《蜘蛛糸そらし》_ダメージ適用直後_自動成功_自身_ラウンド1回_自分がダメージを受けた際に使用する。蜘蛛の糸をはいて、攻撃をそらしてダメージを2D点軽減する。[因果力1]受けるダメージを0にする。
《再行動》_本文_ラウンド1回_このエネミーが[行動済]になった時に使用する。このエネミーは即座に[未行動]となり、その後ラウンド終了時まで【行動力】が0となる。
ドロップ品
固定:青いリボン(メンテナンスルームの扉を開けるキーとなる)
1~5:折れたランス[換金]30G
6:蜘蛛糸袋[コア素材]50G

※PCが3人の場合には、D2と、D4のエネミーを取り除く。
※PCが5人の場合には〈甲冑蜘蛛〉の【HP】を+20点、【因果力】を+1する。

▼エネミーの戦術:
 〈緑小鬼〉は、【ヘイトトップ】のPCに接近して白兵攻撃を行う。
 〈緑小鬼の呪術師〉は射程内のPCに射撃攻撃を行う。射程内に【ヘイトトップ】のPCがいれば、それを攻撃する。
 〈緑小鬼〉と〈緑小鬼の呪術師〉は[ネバネバした床]のBSを受けるので、自分からはプロップのあるスクェアに移動しない。
 〈甲冑蜘蛛〉は、[ネバネバした床]の上を優先的に移動する。射程内に【ヘイトトップ】のPCがいれば、それを攻撃する。
 〈甲冑蜘蛛〉の【因果力】の使用優先順位は1>2である。
 1:《ネバネバランス》で複数のPCへの攻撃が可能であれば使用する。
 2:実ダメージが20点以上の攻撃で《蜘蛛糸そらし》に使用する。

▼プロップ:
・プロップ:ネバネバした床[魔法][破壊不能]ランク1
 探知難易度-、解析難易度8、解除難易度8
 中に入ると床が粘ついて[硬直状態]となる。通常のマイナー、メジャーでは解除できない。特技または[万能薬(初級)]を使用するか、解除判定に成功するか、甲冑蜘蛛を倒すまで[硬直状態]は持続する。
 甲冑蜘蛛だけは、BSなしで自由に行動できる。

・プロップ:透明な蜘蛛の巣[魔法][破壊不能]ランク1
 探知難易度8、解析難易度8、解除難易度8
 プロップ[ネバネバした床]と同じスクェアにある。透明なので探知難易度がある。
 [飛行]状態ならここで停止。通常のマイナー、メジャーでは解除できない。特技または[万能薬(初級)]を使用するか、解除判定に成功するか、甲冑蜘蛛を倒すまで[硬直状態]は持続する。
 解除すれば、[飛行]状態で通過可能になる。

▼戦闘終了
 PCが全滅するか、エネミーを全滅させたら、戦闘は終了になる。
 財宝表ロール:金銭で行う。PCひとりずつ2D+【CR×5】で財宝を獲得する。

▼モンタージュ:戦闘がPC勝利で終了した
 キミたちは、甲冑蜘蛛を倒した。
 倒した甲冑蜘蛛から、固定ドロップ品の青いリボンが手に入る。これを持って、メンテナンスルームへの入口に近づけば、ドアが開き、メンテナンスルームへ入れる。

▼モンタージュ:戦闘がPC全滅で終了した
 キミたちは、武運拙く敗北した。
 次のシーンでは、復活したPCが精霊の泉で合流する。
 復活後の【疲労】状態は、水の精霊が30点まで解除してくれる。
 エネミーに与えたダメージは、残ったままだ。倒したエネミーは復活しない。
 さあ、今度こそ勝利しよう。

▼シーン終了
 戦闘終了後、財宝表の処理を行った後、シーンを終了させる。
 クライマックスシーンはこれで終了となり、エンディングフェイズへ移行する。

===
エンディングフェイズ
===
■インタールード6
 GMはエンディングフェイズの開始を宣言する。
 戦闘で死亡したPCがいた場合など、ここでシーンを挿入して、復活したPCが戦闘後に合流するシーンを入れてもいいだろう。
 GMはシーン6のシーン定義を読み上げる。

■シーン6:メンテナンス開始
●シーン定義
 シネマティックシーン/シーンプレイヤーなし
▼解説:
 メンテナンスルームを再起動し、依頼を完遂するシーン
▼目的:
 物語を終わらせる。

●シーン本体
▼オーバーチュア
 メンテナンスルームには、手にドリルやハンマーがついた作業ロボが並んでいる。
 再起動させると、作業ロボが動きはじめ、ぞろぞろと事故現場へと向かう。

▼モンタージュ:事故現場へ向かう
 事故現場へ向かうと、そこには魔法で崩れそうな柱を支えているアンドリューがいた。

・セリフ:アンドリュー
「やあ、助かった!」
「この柱を放置してメンテナンスルームへ向かうと、途中でこの階層全部が崩れてしまう危険があったんだよ」
「おかげで助かった。礼を言う」

▼シーン終了
 PCたちのロールプレイが一区切りついたら、シーンを終了させ、シナリオも終了となる。PCはアキバの街に戻り、報酬を手に入れる。

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アフタープレイ
===

●ログチケットの配布
▼プレイヤー
 キャラクターランクアップ:1枚、アザーゲット:1枚
▼GM
 キャラクターランクアップ:1枚、財宝ゲット:プレイヤー人数+1枚、アザーゲット:2枚
▼因果力ゲット
 プレイヤーとGM全員に、ログチケット:因果力ゲットを1枚ずつ。
 さらに、各PCの活躍について参加者同士でおしゃべりし、活躍した(できれば、全員となるように!)PCのプレイヤーにログチケット:因果力ゲットを1枚ずつ。

アカガネダイ提督の『艦隊これくしょん』日誌(27) 海軍休日ふたたび

2013年9月21日 雑記, 未分類, アカガネダイ提督の『艦隊これくしょん』日誌 No comments

〈大和〉を手に入れる激戦の『南方海域強襲偵察』のマップ4をクリアしてからしばらく。
 我が鎮守府では平和な日々が続いていた。

〈舞風〉「おーい、提督ー。仕事しようよー」

 あー?

〈舞風〉「ほらほら、第2艦隊も第3艦隊も第4艦隊も戻ってきたよ」

 おー。んじゃ、士気高揚艦娘はそのまま。
 士気高揚が切れちゃった艦は、待機状態の士気高揚艦娘と交代。

〈舞風〉「だから、その士気高揚艦娘がもういないんだって。ぼけーっと何日も回してるから、交代で全員、元に戻っちゃってるよ。あたしも含めて」

 そうか。じゃあしょうがないな。ウィークリー任務もそろそろこなさないと週末になっちまう。

〈舞風〉「ルーチンだなー。大丈夫? 飽きてない?」

 いやいや、楽しんでるぞ?
 私は、根っこのところが内政ゲーマーなんだ。人と遊ぶ時には攻撃的なプレイもするけど、他人と競争しない場合には、ひたすらだらける。

〈舞風〉「まあ、そうだろうね……資源の備蓄量をみれば分かるよ」

▼資源量
燃料:100k(40k)
弾薬:110k(28k)
鋼材:68k(20k)
ボーキサイト:25k(10k)
高速修理資材:500(168)
※()内は〈大和〉入手時

〈舞風〉「貯めたもんだねー」

 デイリー任務・ウィークリー任務以外は、遠征くらいしか回してなかったからな。

〈舞風〉「そのデイリー建造だって、ALL30だよね。新しい艦娘、欲しくないの?」

 欲しいのは〈長門〉と〈瑞鶴〉だからなー。
 建造で資源を使うのはもったいない。
 いずれドロップするさ。

〈舞風〉「しないよ。このところずーっと、南西諸島海域くらいしか行ってないじゃない」

 でもなー。西方も北方も、けっこう敵が強いからなー。昔は潜水艦を送って被害吸収艦にできたんだが、今は潜水艦送ると、対潜装備持った軽巡がお出迎えしちゃうからなー。

〈舞風〉「そりゃするよ! 深海棲艦だって、頭はあるんだから、対策くらい取るって」

 あるのかー? いや、頭部はあるのは分かるが、知性はあるのかな、あれ?
 ……おや、誰か来たぞ。

〈天龍〉「おいこら、いい加減にしろ、この堕落提督。いつまでぐーたらしてんだ。気がつきゃ、星が減って中将になってるぞ」

 おや、本当だ。
 仕事してないから、ランキングも落ちたか。

〈天龍〉「何すかしたこと言ってやがる。やる気ないのか、こっちは暇して……いや暇はしてないか」
〈龍田〉「遠征艦隊は、簡単な任務でも6隻編成ですものねー。軽巡2隻と駆逐艦4隻」
〈天龍〉「ああ、しかも士気高揚状態にするため、毎日のように、鎮守府近海を回ってるから経験値だけは貯まりやがる」
〈龍田〉「私も〈天龍〉ちゃんもレベル40。他の軽巡娘もレベル35~39ですものねー。忙しくてデートもできない」
〈天龍〉「ウチにいるちびっ子(駆逐艦娘)も、レベル30ばっかりだ。まあ、艦隊の底上げしてんのはいいことか」

 そうだぞー。軽巡と駆逐艦は、太平洋戦争の後は、だいたい仕事が同じような感じになってきて、現代海軍ではこの2種類がいれば、だいたいのことは片が付くようになったからなー。

〈天龍〉「うんちくはいいんだよ。でも、おかげで〈赤城〉とか完全に食っちゃ寝モードだぞ。三段飛行甲板空母どころか、そのうち三段腹空母だ」

 デイリーで演習に出してる〈大和〉もレベル70を超えて改になったしなー。
 もう、することないかなー。クッキーでも焼くかなー。

〈響〉「そんな自堕落提督に、朗報だよ」

 お、どうした〈響〉?

〈響〉「僕を70レベルまで育ててよ」

 うわ、今は何レベルだっけ?

〈暁〉「私たち、第6駆逐隊は全員42レベルよ!提督なら覚えててよね!」
〈天龍〉「俺らより高いんだよな」
〈電〉「あうあう。3-2海域をクリアするために頑張ったのです」
〈雷〉「それでね!提督!〈響〉を70レベルに育てると、改2で第二段階になるんだって!」

 なるほど……(ごそごそと鎮守府情報を見る)ふむ、ソ連艦娘になるのか。これは面白い。育ててみよう。

〈響〉「それともうひとつ。新マップで、南方海域が解放される。MO作戦で、珊瑚海とかあるみたいだよ」

〈祥鳳〉「珊瑚海!」
〈翔鶴〉「MO作戦!」

 わ、どこから沸いて出た。

〈祥鳳〉「珊瑚は嫌いですが、珊瑚海は因縁の海です!今度こそ、勝ちます!」
〈翔鶴〉「はい!ポートモレスビーを手に入れて、FS作戦を成功させましょう!」

 あー、昔の架空戦記だと、よく成功したなー。ポートモレスビー攻略。その後は、フィジー=サモア線を制圧して、オーストラリアを孤立させて単独講和したりとか。
 実際には、オーストラリアまでの兵站を維持するための輸送船が……

〈響〉「はいはい」

 最後まで喋らせてくれよ。
 まあ、いいか。よし〈響〉の育成と、艦娘の前世からの因縁を晴らすとするか。

 備蓄を取り崩せ!
 主力艦のビルジを抜け!
 〈大和〉と〈陸奥〉をたたき起こせ!

 久しぶりに、戦争らしい戦争をやってみようじゃないか!

〈雷〉「なんだか、心の底から楽しそうね」
〈響〉「内政プレイヤーとかなんとかカッコつけてるけど、提督は本当はお祭りが大好きなのさ」
〈電〉「わくわくしてきたのです!」

〈翔鶴〉「待っていて〈瑞鶴〉。ポートモレスビーまで行けば、きっとあなたにも会えるはず……」

 あ、〈翔鶴〉は留守番ね。

〈翔鶴〉「なんでですかーっ」

 レベルまだ低いからなー。今回は〈赤城〉〈加賀〉の一航戦でやる。

〈加賀〉「ここ(攻略艦隊)はゆずれません」
〈翔鶴〉「うー……でも〈瑞鶴〉来たら、五航戦で育ててくださいね?」

 というわけで、海軍休日を終え、攻勢再開であります。

アカガネダイ提督の『艦隊これくしょん』日誌(26)/『南方海域強襲偵察』マップ4クリア

2013年8月14日 未分類 No comments

アカガネダイ提督の『艦隊これくしょん』日誌(26)/『南方海域強襲偵察』マップ4クリア

 期間限定海域『南方海域強襲偵察』のマップ4をクリアした。

●E-4「敵大型超弩級戦艦を叩け!」:“幸運”を掴むまでサイコロを振り続けろ!

 イベントマップ4は、イベントマップ2や3と違い、シンプルな構造となっている。
 攻略艦隊に駆逐艦2隻さえ入れておけば、南方の補給艦隊ルートを通って、必ずボス戦までたどりつく。羅針盤はあるが、荒ぶることはない。実質、一本道である。

 しかし、そこにたどりつくまでが、大変だ。
 最初の二連戦では深海棲艦の〈装甲空母姫〉が、flagship戦艦やflagship空母を引き連れてお出迎えである。
 成長限界まで近代化改修したレベル90の〈陸奥〉ですら、相手がflagship戦艦や空母では、クリティカル一発で中破である。装甲の薄い高速戦艦〈金剛〉や、雷撃能力に特化したハイパー〈北上〉様などは一発大破もある。駆逐艦娘や空母であれば言うまでもない。

 この敵のクリティカルについてはもはや、確実な回避方法はない。〈島風〉に2個のタービンを増設して回避が100を超えても、当たる時は当たるのである。
 そして、敵の攻撃がクリティカルで命中すれば、それ以上の進撃はできない。諦めて、再度チャレンジするしかないのだ。

 そうやって、3回に2回くらいの割合で撤退を選びつつ、なんとかボスの南方棲戦姫いる最深部まで到達したとしよう。
 この時の敵編成は2パターンある。

パターンA:絶望
 〈南方棲戦姫〉flagship
 〈戦艦タ級〉flagship
 〈戦艦タ級〉flagship
 〈護衛要塞〉flagship
 〈護衛要塞〉flagship
 〈護衛要塞〉flagship

パターンB:希望
 〈南方棲戦姫〉flagship
 〈護衛要塞〉flagship
 〈護衛要塞〉flagship
 〈護衛要塞〉flagship
 〈護衛要塞〉flagship
 〈護衛要塞〉flagship

 ここでもflagship〈戦艦タ級〉が登場することが半分くらいの確率である。
 こうなったら、よほどの幸運が重ならない限り、〈南方棲戦姫〉を沈めることはできない。攻撃が分散するのもさることながら、〈戦艦タ級〉の砲撃×4回によって、こちらの艦娘の多くが損傷をこうむり、攻撃力が低下してしまうからだ。

 この難関に挑むは、我が鎮守府の精鋭である。

▼第1攻略艦隊
・CV〈赤城〉Lv81 彩雲10機、烈風40機、流星改32機
・BB〈陸奥〉Lv91 応急修理女神、46cm砲、91式徹甲弾、33号電探
・BB〈金剛〉Lv77 応急修理要員、46cm砲、21号電探、15.5cm三連装副砲
・DD〈島風〉Lv67 応急修理要員、61cm四連装酸素魚雷、10cm連装高角砲
・DD〈雪風〉Lv49 応急修理要員、61cm四連装酸素魚雷、10cm連装高角砲
・TC〈北上〉Lv60 応急修理要員、61cm五連装酸素魚雷、甲標的
消費燃料:260 消費弾薬:411

 ハイパー化した雷巡〈北上〉改2が艦隊に編成されているのは、先行雷撃への期待からである。砲撃戦が始まる前に敵の数を1隻でも減らす(あるいは損傷を与えてダメージを減少させる)のは、今回のような敵の攻撃が当たるかどうかが確率問題になっている戦いでは特に重要である。
 〈北上〉が加わったので、E3攻略艦隊に比べて空母が〈赤城〉1隻だけになっている。敵には〈装甲空母姫〉や〈空母ヲ級〉flagshipがいるので、制空権を一方的に奪われないよう、戦闘機を増やして運用している。

 攻略艦隊を支援する艦隊は2つ。

▼第2航空支援艦隊
・CVL〈千代田〉航改Lv58
・CVL〈千歳〉航改Lv56
・CVL〈飛鷹〉Lv54
・CVL〈隼鷹〉Lv54
・DD×2
「前衛支援任務」を担当
消費燃料:108 消費弾薬:84

▼第3砲撃支援艦隊
・BBV〈扶桑〉Lv62
・BBV〈山城〉Lv57
・BBV〈伊勢〉Lv55
・BBV〈日向〉Lv52
・DD×2
「艦隊決戦支援任務」を担当
消費燃料:208 消費弾薬:368

 ボス戦まで行えば、1回の出撃で燃料576、弾薬863が吹っ飛ぶ計算である。いざ挑んでみると、序盤の〈装甲空母姫〉相手の2連戦で、3回のうち2回くらい引き返す羽目になったが。引き返した場合でも支援艦隊の燃料と弾薬は消えていく。コストパフォーマンスを考えればE4攻略は避けた方が無難だろう。
 また、強力な敵の攻撃にさらされるので、戻ってきた時には艦隊はたいていボロボロ。
 小破、中破はまだマシな方で、大破が半数の3隻などということもある。
 当然、これだけのレベルが上がった艦隊は、駆逐艦であっても2時間、3時間とドック入りしてしまうので、高速修理資材が不可欠だ。

 さて、それではこれらの燃料・弾薬、各種資材の備蓄はどうであったかというと。

▼資材消費・経過時間・出撃回数
燃料:62k→40k(約22000消費)
弾薬:50k→28k(約22000消費)
鋼材:32k→20k(約12000消費)
ボーキサイト:20k→10k(約10000消費)
高速修理資材:315→168(147個消費)
時間:20時間
出撃:30回前後

 今回も、攻略に必要とされる2倍の資材を用意する、アメリカ海軍プレイである。
 艦これまとめサイトを見ると、潜水艦による敵ボス削りプレイというのもE4攻略の選択肢のようだが、私はあえて資源を浪費する正面押しで攻略を試みた。

 攻略を開始してみると、まさに地獄。まさに鉄底海峡(アイアンボトム・サウンド)。
 とにかくマップ入ってすぐの〈装甲空母姫〉2連戦が抜けない。

「〈金剛〉大破ーっ!」 戻れ、戻れ。
「〈雪風〉大破ーっ!」 急ぎ帰還せよ。
「〈赤城〉大破ーっ!」 あ、旗艦はかまわんから突っ込め。

 駆逐艦が大破するのはしょうがないが、〈金剛〉でも一発大破があるのがflagship〈戦艦タ級〉の恐ろしさである。
 そして、ボス戦に到達した時のflagship〈戦艦タ級〉2隻の絶望感といったら……一度だけ、その状態で夜戦に持ち込んで〈南方棲戦姫〉を沈めたことがあるが、これはもう、偶然のなせる技である。
 途中までは大破したら引き返す、という作戦方針を貫いたが、ボス戦においては、敵の残りがボスを含む1隻か2隻で、ダメージを与えられる可能性があれば、積極的に夜戦に持ち込んでいる。

「〈島風〉轟沈っ!」
「応急修理要員、急げっ!」
「〈島風〉耐久力7まで回復!」

 夜戦での〈南方棲戦姫〉の砲撃で、一度だけこのような出来事があったが、艦娘の轟沈からLOSTという最悪の展開だけは避けることができた。

 途中、連続して3回出撃が空振りし、4回目にしてボスまで到達したものの砲撃支援が来ないこともあった。遠征の支援艦隊が間に合わなかったのである。この時に思わず天を仰いで、無駄に終わったこの4回の燃料と弾薬について慨嘆したものだ。

 そして、その次の出撃の時。
 運悪く南ルートの輸送艦隊との戦いで〈雪風〉が大破した。他の艦の損傷は軽微である。
 どうする? 私は、しばらく悩んだ。
 画面上のマウスカーソルが、『進撃』と『撤退』の間で小刻みに震える。
 応急修理要員は〈雪風〉にも搭載してある。1発なら、耐えられる。
 しかし、ボス戦は、夜戦をやらなくとも空襲、砲撃戦×2回、そして雷撃と4回の攻撃にさらされることになる。〈戦艦タ級〉が出現して撃ちまくってきたら、どうなる?

 結局、私は『撤退』のボタンを押した。

 冷静になって考えてみれば、これは悩む問題ではない。5回連続で出撃が無駄に終わっても、修理と補給を済ませて、6回目の出撃をすれば良いのである。
 しかし、5回連続でハズレ(正しくは5回目は支援がなかっただけで、削ってはいる)を引いたことが、私から冷静な思考を奪っていた。

 人間は、簡単に感情に支配される。連続した敗北や無駄に終わった作業は、人を焦らせる。焦った人は、ミスをする。
 実際に人生も命もかかってない、ただのゲームですら、こうである。
 アメリカ海軍という、強力で時間が経てば経つほど手に負えなくなる敵を相手にして、敗北必至の戦いに自分と仲間の運命を賭けていた日本海軍の人たちが、往々にして感情に支配され、冷静な思考を奪われたのも、こうしてみれば、よく分かるのだ。

 もちろん、理性を失った結果としての失敗については、免罪する必要はない。
 希望的観測に目を曇らされて、不利な情報から目をそらして、避けられるはずだった損害を増やしたことも、責めを負うべきことであろう。

 だが、失敗した人の弱さ愚かさをあげつらうことには、私は賛同できない。
 罪を憎んで、人を憎まず。理想ではあろうが、その理想を捨てざるを得ない緊急時以外には、まず理想を大事にして良いと思うからだ。

▼成果
戦艦〈大和〉
軽空母〈瑞鳳〉
重巡洋艦〈熊野〉
軽巡洋艦〈鬼怒〉
潜水艦〈伊58〉

 E4マップは、攻略に回数をこなしただけあって、多くの艦娘が艦隊に加わった。
 彼女らの育成をしつつ、しばらくはまた遠征任務中心の海軍休日を楽しみたい。

アカガネダイ提督の『艦隊これくしょん』日誌(25)

2013年8月7日 未分類 No comments

■『南方海域強襲偵察』マップ3クリア

 期間限定海域『南方海域強襲偵察』のマップ3をクリアした。

●E-3「敵集結地を強襲せよ」:航路上に立ちふさがるフラッグ戦艦とフラッグ空母
 イベントマップ3は、実質的なクライマックスと運営が宣言しただけあって、マップ2に比べて格段に手強い海域であった。
 特に、航路上に立ちふさがるフラッグ空母とフラッグ戦艦は、クリティカルで命中すれば、改造済みの〈長門〉型戦艦であろうが一発でごっそりhpをもっていく難敵である。
 この難関に対しては、こちらも十分な準備を整えて立ち向かうしかない。
 まず、燃料と弾薬は、5万、3万をそれぞれ用意した。
 鋼材とボーキサイトは、2万3千と、1万8千。高速修復材も260個。

 今回のクリア目標は、米国海軍プレイである。
 艦これの提督の間では、課金によって資源やアイテムを確保して遊ぶやり方を、米帝プレイと呼んでいるが、アメリカ海軍はどちらかというと「足りなくなったら増やす」ではなく、「足りなくならないように用意する」戦い方をしている。

 実際に消費するかどうかは別として、必要量よりも多めの量が常に前線に到着し続けるように、兵站システムを整えて戦いに望むのである。

 当然、このやり方には「無駄」が多い。

 何しろ、使わない燃料、弾薬、資材を前線に送り続けるのだ。硫黄島の戦いでは、戦いが終わった後も大量の武器弾薬が余ったものだが、回収する価値がない、と判断したものは、どんどら穴ほって爆破して埋めている。必要なものをジャストタイムで必要量だけ届けるトヨタのカンバン方式とは違って、無駄だらけのこのやり方は、洗練された美しさはないが、戦争のように何が起きるか分からない状況では強みを発揮する。

 思わぬトラブルが生じた時、この方法ならば、余裕をもって対処できるのだ。
 質が同じなら、戦争で強いのは「無駄」と「犠牲」を許容できる軍と国家だ。

▼資材消費・所要時間・出撃回数
燃料:51k→40k(約11000消費
弾薬:34k→25k(約9000消費
鋼材:23k→19k(約4000消費
ボーキサイト:18k→14k(約4000消費
高速修理資材:261→210(51+α個消費
時間:7時間
出撃:18回前後

 序盤にフラッグ空母のクリティカルや、荒ぶる羅針盤によって栗田ターンを繰り返したため、思っていたよりは時間も資材もかかってしまったが、目標であるアメリカ海軍プレイはできたように思う。
 ようは、相手が泣いて謝るまで殴り続けるのをやめなければいいのだ。英国紳士の戦い方は、まったくもってエレガントである。

▼第1攻略艦隊
・CV〈赤城〉Lv80 彩雲、烈風、流星改、彗星
・CV〈加賀〉Lv66 応急修理要員、烈風、流星、彗星
・BB〈陸奥〉Lv88 応急修理女神、46cm砲、91式徹甲弾、33号電探
・BB〈金剛〉Lv77 応急修理女神、46cm砲、21号電探、15.5cm三連装副砲
・DD〈島風〉Lv65 応急修理要員、61cm四連装酸素魚雷、10cm連装高角砲
・DD〈雪風〉Lv40 応急修理要員、61cm四連装酸素魚雷、10cm連装高角砲
消費燃料:292 消費弾薬:330

 アメリカ海軍プレイなので、旗艦以外にはダメコン要員を搭載した。そのおかげで、ボス前で中破でもためらわずに前進を続けることができた。なお、お守りがわりになったのか、ダメコン要員を実際に使用することはなかった。

▼第2航空支援艦隊
・CVL〈千代田〉航改Lv57
・CVL〈千歳〉航改Lv55
・CVL〈飛鷹〉Lv52
・CVL〈隼鷹〉Lv53
・DD×2
消費燃料:108 消費弾薬:84

 「前衛支援任務」では、軽空母4隻を送り出した。一度も支援してくれなかったことがあり、マップ1-1で士気高揚状態にしてから支援を行わせたところ、そこそこの活躍をみせてくれた。ただし、潜水艦相手には1度もダメージを与えることができなかった。

▼第3砲撃支援艦隊
・BBV〈扶桑〉Lv61
・BBV〈山城〉Lv56
・BBV〈伊勢〉Lv54
・BBV〈日向〉Lv50
・DD×2
消費燃料:208 消費弾薬:368

 「艦隊決戦支援任務」では、航空戦艦4隻を送り出した。攻略艦隊がボスにまでたどりつけなくても、砲撃支援艦隊は燃料と弾薬を消費する。しかし、無駄を恐れてはアメリカ海軍プレイはできない。それに、実際に支援があった場合の効果は、やはり大きかった。相手の耐久力をこれで削った結果、砲撃戦2巡目ではなく1巡目で敵艦隊の何隻かを沈めることができれば、味方の受ける被害はずいぶんと少なくなるのだ。

 苦労はしたものの、イベントマップ3はクリアし、ドロップ艦である重巡〈鈴谷〉も獲得した。
 最大の難関であるイベントマップ4には……〈大和〉が待っている。
 果たしてここに挑むべきかどうか。じっくりと考えてみたい。
 悩むのも、このゲームの楽しみのひとつであろうから。

アカガネダイ提督の『艦隊これくしょん』日誌(24)

2013年8月3日 未分類 No comments

●『南方海域強襲偵察』マップ1、マップ2クリア

 期間限定海域『南方海域強襲偵察』のマップ1、マップ2をクリアした。

▼E-1「警戒線を突破せよ」:対潜水艦対策がキモ
 イベントマップ1は、ボス艦隊が潜水艦3隻を含む艦隊で、これを撃破するためには、対潜能力が必須となる。
 次の艦隊編成で戦い、勝利をおさめた。

・対潜水艦任務部隊2隻(いずれも94式爆雷投射機&93式水中聴音機を装備)
 軽巡〈五十鈴〉Lv45 or 軽巡〈名取〉Lv50
 駆逐艦〈島風〉Lv64 or 雷巡〈北上〉Lv50
・主力艦2隻(いずれも46cm三連装主砲と21式対空電探を装備)
 戦艦〈陸奥〉Lv83
 戦艦〈金剛〉Lv76 or 〈比叡〉Lv60 or 〈榛名〉Lv59 or 〈霧島〉Lv70
・空母2隻
 正規空母〈赤城〉Lv80
 軽空母〈祥鳳〉Lv88

 このマップでは、支援艦隊を遠征任務で送り出すことができる。
 ボス艦隊が潜水艦隊で、支援攻撃があまり有効でないと思い「前衛支援任務」で軽空母艦隊を送り出した。

・「前衛支援任務」艦隊
 軽空母〈千歳〉航改Lv54
 軽空母〈千代田〉航改Lv51
 軽空母〈飛鷹〉Lv51
 軽空母〈隼鷹〉Lv51
 駆逐艦×2

 軽空母4隻+駆逐艦2隻で、一回の遠征で燃料108、弾薬84を消費した。
 敵前衛艦隊のうち軽巡1隻、駆逐艦3隻を支援爆撃で沈めるなどの活躍をみせたが、潜水艦にはノーダメージで、支援がない場合もある。主力艦隊が強力であったこともあり、このE-1マップでは「なくても大丈夫」という評価である。

▼E-2「敵洋上戦力を排除せよ!」:連続した攻勢をいかに維持するか
 イベントマップ2では、敵の戦力ゲージが一定時間で回復する。
 そのため、連続した攻勢が必要となり、資源の備蓄が不可欠である。
 今回は、十分な備蓄をもって戦いにのぞんだ。

燃料:39k→37k(約2000消費
弾薬:25k→23k(約2000消費
鋼材:16k→14k(約2000消費
ボーキサイト:13k→12k(約1000消費
高速修理資材:223→205(18個消費
時間:3時間
トライ回数:5回(6回かも?)

 おおむね、各資材2000の消費である。
 艦隊は次の編成で挑んだ。

・対潜水艦任務部隊2隻(いずれも94式爆雷投射機&93式水中聴音機を装備)
 軽巡〈五十鈴〉Lv48 or 軽巡〈名取〉Lv53
 駆逐艦〈島風〉Lv65 or 雷巡〈北上〉Lv51
・主力艦2隻(いずれも46cm三連装主砲と21式対空電探を装備)
 戦艦〈陸奥〉Lv84
 戦艦〈金剛〉Lv76 or 〈比叡〉Lv60 or 〈榛名〉Lv59 or 〈霧島〉Lv70
・空母2隻
 空母〈赤城〉Lv80 or〈翔鶴〉Lv55
 空母〈祥鳳〉Lv88 or〈加賀〉Lv66

 支援艦隊は最初3回、様子見で出さずに戦闘をした。
 しかし、最後のボス艦隊は南方棲鬼(戦艦)に戦艦1隻と護衛要塞2基を含んでおり、まともにぶつかると、かなりの損害を被ることが明らかになった。
 最初に軽空母〈祥鳳〉がhp1にまで削られて肝を冷やし(応急修理女神を搭載してはあった)、以後も軽巡〈名取〉空母〈赤城〉が大破するのを見て、支援艦隊を送り出して敵の戦力の減殺を試みることにした。

・「艦隊決戦支援任務」艦隊
 航空戦艦〈扶桑〉Lv60
 航空戦艦〈山城〉Lv55
 航空戦艦〈伊勢〉Lv53
 航空戦艦〈日向〉Lv49
 駆逐艦×2

 これだと最初の砲撃支援でかなりの損害を敵に与え、砲撃戦1巡目で南方棲鬼(戦艦)と戦艦以外はあらかた沈めることができるようになった。
 ただし、資源の消費も大きい。燃料208と弾薬364は、第一艦隊の消費する燃料316と弾薬396に匹敵するほどだ。
 しかしもちろん、資源を消費して被害を抑えて勝利できるなら、そうすべきである。資源を惜しむ戦い方は、結果として資源をより多く消費してしまうからだ。
 孫子の兵法でも、兵は平時には掌中の玉のごとく扱い、戦時には塵芥のように扱えとある。島本和彦先生の『仮面ボクサー』で30年パンチを打つ心づもりで、ぱーっと資源を消費させていただいた。

 支援艦隊を使っての後半2戦は中破どまりですみ、無事にイベントマップ2もクリアすることができた。
 ただし、さっくり成功したせいか、艦のドロップはなし。クリアボーナスであるソナーや爆雷、応急修理女神などを獲得したにとどまった。

 バケツと資源を増やした上で、いずれイベントマップ3にも挑戦してみたい。

アルシャードセイヴァー『ミョルニルの雷石』キャンペーンBチーム第3回『暗闇の中へ』今回予告、ハンドアウト、地図

2013年7月12日 未分類 No comments

■今回予告

 ワームスカルの奇襲により、ミーティア駐屯地は大打撃を被った。  だが、たまたま居合わせた冒険者たち(AチームPC)の活躍により、将兵の多くは救出される。  しかし、基地施設と装備の多くを失っており、このまま座して二度目の襲撃を受ければ今度こそ部隊は壊滅してしまう。  帝都から戻ったキミたちは、グンターの命令ですぐさま偵察任務に出る。  主目的は、地下のワームスカルの戦力と動きを探り出すこと。  副目的は、ワームスカルが戦略輸送に使用している“奈落回廊”を封じること。  “奈落回廊”を封じさえすれば、敵の増援や補給を断つことができるからだ。  しかし、地下へ向かうキミたちの前に[ライバル]が立ちふさがる。  彼らもまた、ワームスカルと戦うためにここに来ているようだが……?

 アルシャードセイヴァー  『ミョルニルの雷石』キャンペーン  Bチーム第3回『暗闇の中へ』  そして今、君は神話を越える。

■ハンドアウト

選択ハンドアウトA: コネクション:グンター・グーデリアン 関係:上官

 ワームスカルの奇襲により、ミーティア駐屯地は大損害を被り、指揮官のグンターも負傷した。このまま二度目の襲撃を受ければ今度こそ駐屯地は壊滅し、ミーティア遺跡を含むエリアがワームスカルの手に落ちる。  まずは地下に潜って敵の情報を集めなくてはいけない。  しかし、[ライバル]もまた、同様の目的でこの地にやって来ているようだ。

【クエスト:地下に潜り偵察を行う】(集めた情報×5点)

選択ハンドアウトB: コネクション:[ライバル] 関係:好敵手

 ワームスカルは、奈落回廊という奈落を使った移動手段を持っている。今回の襲撃も、この奈落回廊によって行われた。  ミーティア平原の地下に張り巡らされた奈落回廊を封鎖しなければいつか奴らの軍勢に押し切られるだろう。  しかし、[ライバル]もまた、同様の目的でこの地にやって来ているようだ。

【クエスト:奈落回廊を封鎖する】(封鎖した数×5点)

■ライバル(ROC)

1:蒼のシェルリイ(エクスカリバー導師)

2:ヘルムート・ゾンバルト(帝国軍西部方面軍団長)

3:ナガセ・ミナ(ウィンカスター・フォーチュン・サービス所長)

4:ハワード・マッキンタイヤ(アカデミー教授)

5:セレーナ・ゴルデンバウム(皇帝の侍従長)

6:ガイウス枢機卿(バルトロマイ枢機卿にて異端審問官)

(今回は部分的に『ナイトレンジャー』のシナリオクラフトを使用します)

■シナリオ地図

「暗闇の中へ」マップ

「暗闇の中へ」マップ

『大阪落城 戦国終焉の舞台』渡邊大門 狸親父家康は、いかにして豊臣家を滅ぼさざるをえなかったか

2013年4月10日 未分類 No comments , , , , , ,

 関ヶ原の前後から、大阪城が落城するまでの流れを、家康と大阪方がどのように行動したかを中心にまとめられた本である。
 関ヶ原の戦い(1600年)から方広寺鐘銘事件(1614年)まで、家康が関ヶ原の戦いの後も、豊臣家にかなり配慮しつつも、権威と権力は徳川家に集中させ、それが豊臣家を追い込んでいく様子が書かれている。
 その間、14年である。
 7才だった秀頼は、21才に。
 57才だった家康は、71才に。
 それぞれ、その14年間をどのような気持ちで過ごしたのだろうか。
 後世においては、老練な狸親父として描かれることも多い家康だが、その人生はむしろ、ままならぬ時勢に押し流されているように思う。
 桶狭間で今川義元が敗死する前と、その後で独立した時。
 本能寺で織田信長が殺されて秀吉が権力を簒奪する前と、その後で臣従した時。
 その秀吉が北条をも征伐して日本を統一して死ぬ前と、死後に関ヶ原で勝利した時。
 家康の中にあった思いはなんだろうか。
 後の時代に生きる我々は、家康の作った江戸の幕府と、徳川の平和(パックストクガワ)が270年の長きにわたったことを知っている。
 しかし、家康の立場になってみればどうだろう?

 とても安心できたものではない――

 家康としてみれば、そんな気持ちではなかったろうか。
 義元が死ぬまで、自分は今川家が滅びるなどと。自分も手を汚して滅ぼしてしまうなどと考えていただろうか?
 信長が死ぬまで、自分は織田政権があんなに脆いと。秀吉があんなにあっさりと主家を支配するようになると考えていただろうか?
 秀吉が死ぬまで、自分が彼の死後に征夷大将軍となって幕府を作り出すなどと。武家の頂点に立つことになると考えていただろうか?

 そして同じことは。
 自分が死んだ後にも、言えるのではないかと。
 今、日本中の大名は、徳川家に、否、家康に従っている。戦国の世を信長、秀吉の下で生き抜き、勝ち抜いてきた自分に逆らおうなどと考えているものはおるまい。
 だが、人というのは、状況が変われば、中身も変わるのだ。自分が死ねば。そして自分の死をきっかけに争乱が起きてしまえば。二代目、三代目に何か不幸な事件が連発したり、暗愚な政治がちょろっと続いたりすれば。徳川の覇権など、一発で吹っ飛ぶ。
 権力や武力の強さは、安定を意味しない。
 家康は、そのことが自らの体験で分かっていたのだと思う。

 秀頼の持つ豊臣家の看板と大阪という土地は、自分の死後の争乱の、火種になりえた。
 秀頼にその気があるかどうかは関係ない――わけではないが、重要ではない。
 誰も野心を抱かなくとも、たとえば飢饉のようなものが日本を襲ったらどうなるだろう。
 この時代、大阪は全国の米や物資が集まる物流の拠点だ。そこを、徳川家ではなく、豊臣家が抑えているというのは、平時であればともかく、飢饉などの緊急 事態では混乱と軋轢を呼びかねない。バランスが崩れ、やむにやまれぬ理由であっても兵が動くようなことになれば。流動性が生まれてしまえば。
 何がどんな風に転んだとしても、おかしくないのだ。

 しかし、家康の持つ危機感を。同時代のどれだけの人間が共有できたろう?
 少なくとも、7才から21才という物心ついてからの人生を、徳川の覇権の下で過ごしてきた豊臣の貴公子には、理解できなかったはずだ。
 家康は1615年に豊臣家を滅ぼし、翌年の1616年に死ぬ。
 彼の後を継いだ人々の不断の努力と――最近では、生類憐れみの令などで不人気な綱吉も、徳川の平和を維持し続けた功労者だという見方が広がっている―― 多くの幸運に支えられて江戸時代の平和は続く。同時に社会の停滞もひどくなるが、なんだかんだで明治維新を迎えるまで、日本の社会を安定させて次につなげ た功績は大きい。

 だが、それはあくまで後の時代を生きる人間の判断である。
 家康にしてみれば、大阪城を落としたのは「色々あって、他の手もあったんだろうけど、結局はそうするしかなくなった」ということではないかと、本書を読んで思ったのである。

「宇宙基本計画(案)」のパブリックコメント

2013年1月16日 未分類 No comments , , , , , ,

 昨年度、私も投稿いたしました内閣府がネットで集めた、「宇宙基本計画(案)」への回答が出ましたので、自分なりの記録として、パブリックコメントの内容をブログに投稿しておきます。

====ここから

第3章宇宙開発利用に関し政府が総合的かつ計画的に実施すべき施策 について
3-1.A測位衛星
 GPSに代表される衛星測位は価値の大きい宇宙利用ですが、現時点で日本が積極的に参加してプレゼンスの向上を獲得すべき分野かどうかについては、疑問を感じます。
 もちろん、この分野は、「予算をかけた分の実績が見込める」とは思います。ですが、優先順位としては、他の「予算をかけても実績が得られるかどうか分からない」分野の方が上であろうと思います。なぜなら、そちらは国がお金を出さねば、どこも出さぬであろうからです。

3-2.E宇宙科学・宇宙探査プログラム
 こちらは、3-1と違い「予算をかけても実績が得られるかどうか分からない」分野です。
 また、宇宙科学は、どのような探査を行うべきかについて、科学者の間でも意見が分かれ、プロジェクトとしての取りまとめが困難な分野であろうと思います。
 それゆえに、政策としてこの先10年をどうするか、というのが打ち出しにくく、計画案でも、かなり曖昧な言い回しになっていると思いました。
 これから先も、この分野ではご苦労なさるとは思いますが、ぜひ、こちらの宇宙科学・宇宙探査を重点的に進めていただきたく思います。

===ここまで

 国民から集めたパブリックコメントなどを元にした、内閣府の、宇宙政策委員会第10回会合の議事次第は以下のページにあります。

宇宙政策委員会 第10回会合 議事次第