――今でも午前四時に目を覚ます。
あの頃、僕は確かに“異世界”にいた。
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「教皇聖下に栄光あれ」
その地は「異世界」とだけ呼ばれている。僕らが世界に名前を付けないように、彼らは異世界に名前を付けなかった。世界樹たるトネリコに守られたその地に僕が降り立ったのは、2011年晩秋のこと。
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――今でも午前四時に目を覚ます。
あの頃、僕は確かに“異世界”にいた。
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「教皇聖下に栄光あれ」