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ROGM回顧録23 開幕ダッシュ

 僕は第一期に優る意気込みを持って開幕に望んだ。
 右も左も分からなかった前期と違って、今回はちゃんとしたプランを持って「陣取り」に参加することができる。これは僕にとって初めての経験だった。

 ROGMでは他の多くのトラビア・クローンとは異なり、異世界マップの外側に広大な「本国」マップがある。ここはそれぞれの国家の不可侵領土で、戦闘行為は一切できない。対人戦を望まないプレーヤーはゲーム終了までずっと本国領土から出ず、単純に「キャラ育成ゲーム」として遊ぶことができる。またこの領土は、プレーヤーがすべての拠点を失って「詰み」になるのをふせぐ意味もあった。

 ラグナロクオンラインとの連動アイテムが目当てのプレーヤーには、基本的にはそうして異世界マップには進出しない、あるいは進出しても対人戦には積極的に関わらずにプレイする人も多い。しかし、ラストダンジョン攻略においては彼ら非対人層の努力が鍵を握るのは前期述べた通りである。

 前期、本国マップは前線からも遠く、得られる資源も雀の涙とあって対人組が本国にキャンプを建てる意味は無かった(*1)。今期の仕様では、前線から遠ければ遠いほど資源地セルから得られる資源が多く、対人組は「本国に大量にキャンプを建てて資源を稼いでから前線に出る」戦術と、「速攻で異世界の資源地を取りに行く」戦術に別れた。

 僕は前回、序盤のんびりとしすぎて「陣取り」に負けたという反省から後者の戦術を採った。

 ランダムに決定される、僕の最初の本拠地「Britain」(*2)は幸い異世界マップ西端から9セルという絶好の配置であり、速攻で異世界に進出するのに適していた。新しくキャンプを建てる時には、本拠地からの距離×時間という長い建設時間が課される。
 異世界より遠い場所に本拠地がある場合、なるべく異世界に近い場所まで本拠地を移す必要があるのだ。本拠地の移設にも24時間かかる(保護期間の間該当キャンプを操作できなくなる)ため、その分展開が遅れる。

 ゲーム開始から24時間後。僕は既に3つ目のキャンプ建設に取りかかっており、まずは開幕ダッシュに成功したと言って良かった。

*1 ただし、最低1つは本拠地キャンプとして本国に置く必要がある。
*2 キャンプ名は主に「Ultima IV」の八徳の都市から名前を取っていた。

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