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Category Archives: 小説

魔機復元09

エルランとイスカンダル ―― Elran & Iskandar  エルランの意識状態が回復するまでは、なるべく動かない方がいいだろう。ヘッドライトを修理しながら、ついでに車体の点検もする。タイヤの空気圧は問題なし […]

魔機復元08

魔法工学者 ―― Who am I? 「あなたは何者なのか?」  と聞かれたら、ぼくは何と答えるべきだろう?  もちろんぼくは魔法使いで魔法学者だが、「何の」魔法学者なのかと言われるとちょっと言いよどんでしまう。

魔機復元07

魔機復元 ―― Reconstruct Machine Maiden 「Combat load, ready.」 (戦闘態勢)  いくつもの戦闘補助術式が起動され、視界がワイヤーフレームのような簡素化された表示に置き換え […]

魔機復元06

魔法近接戦 ―― Magical Closed Combat  魔法使い同士の戦闘というのはとかく不毛なもので、毎時数千基数の防御魔法を垂れ流しながら、お互いの探知魔法を数時間から数日にわたってつぶし合うとか、そういうた […]

魔機復元05

盗賊になろう ―― Parallel World  ぼくのライブラリによれば、「カウバ」という単語には少なくとも2つ該当する言語がある。ひとつはハワイ語で「奴隷」という意味だが、ここがハワイのようには思えない。もうひとつ […]

魔機復元04

脳と心の相関地図 ――Brain-mapping  賢明なる読者諸兄は先刻承知と思うが、現代の魔法の多くは「科学技術の後追い」である。すでに原理の解明されたものを魔法で再現しているに過ぎない。燃料を使う代わりに魔力を使っ […]

魔機復元03

既知の言語に該当なし ――No data in a known language.  さて、タブレットの表示を見ると、井戸の方はまだ時間がかかるようだ。既に夜を越す算段はついているので、次はもうちょっと快適に過ごす方法を […]

魔機復元02

井戸を掘る ――Wishing Well  エアコン代わりに気温を下げる簡単な魔法(といってもこれのおかげで魔力の集まる速度が8割に減った)を使い、ようやく砂の上に腰を落ち着けることができた。尻が熱いとか砂まみれになるの […]

魔機復元01

まずはじめに じめんをかく つぎには そらをかく それから おひさまと ほしと つきをかく (谷川俊太郎 『えをかく』) 光あれ ――Light will be.  見渡す限りの、砂と空。  真昼の日差しを浴びた砂はただ […]