2012年11月のまとめ

2012年11月までのまとめ。

この月に読んだ本、観た映画などの感想を書いています。
更新する余裕がなかったので全部まとめちゃいました。
てへ。
けっこう更新が遅くなっちゃったので、ちょっとあっさりめに。

●今月読んだ本
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%AB-Blue-Murder-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%96%87%E5%BA%AB-200-3/dp/4044729050/
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%AB-III-%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%A5%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%81%A8%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AE%E6%9C%9D-%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E8%A6%8B%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-136-10/dp/482911973X/
ふたつでひとつのシリーズ。一押しの陽炎ちゃんが表紙のオイレン三巻が特にお気に入りです。
時間軸を合わせて信仰する二つのお話。全体を通しては、コミカルさも入りつつマフィアを全滅させたり少女の人生を救ったりする、陽炎に焦点を当てたオイレンはとてもよかった。
ただ、瞬間最大風速はスプライトの終盤。
全てを失った特攻自動たちの最後にとったまさに捨て身の……が、最高でした。
敵役の強烈なキャラもさることながら、スプライト要撃小隊の果敢な使命感がクローズアップされて、涙腺にガンガン突っ込んできます。
このシリーズは全体的に、スプライト→オイレンの順に読んでいくのがいいんじゃないかと思いました。

●今月読んだ漫画
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%B3%E8%82%89%E3%83%9E%E3%83%B3-39-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%82%86%E3%81%A7%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%94/dp/408870567X/
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%B3%E8%82%89%E3%83%9E%E3%83%B3-40-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%82%86%E3%81%A7%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%94/dp/4088705793/
悪魔超人と完璧超人の戦いを中心に描かれた缶。
シチュエーションの盛り上がりも素晴らしいのですが、きちんと練られた試合展開が心にビリビリ来ます。
ちゃんと各試合にテーマがあって、しかも短くまとまっていて燃えさかること間違いなし。
この巻での個人的ベストバウトは、アトランティスVSマーリンマン。
キン肉マンにおける水中戦の描き方はある程度パターンができあがっているのですが、それをうまく踏襲し、上手に裏切る、理想的な展開だったと思います。

http://www.amazon.co.jp/%E6%9A%97%E6%AE%BA%E6%95%99%E5%AE%A4-1-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%9D%BE%E4%BA%95-%E5%84%AA%E5%BE%81/dp/4088705963/
「ネウロ」でボクのハートをがっちり掴んだ松井先生の新作ということで、これは見逃すわけにはいきません。
ここまでストレートに「いい話」を書いてくるとは思っていなかったので、ちょっと驚き。
それを「暗殺」というネタでくるんだのは先生なりの一流の照れ隠しなのかな、と思ってしまいました。
「酷い話のように見せかけていい話をする」というスタイルは使いやすそうでいいですね……。
相変わらず合間のページの小ネタも素晴らしい内容でした(特に24秒テレビ)。

●今月見た映画
映画スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ!
ウルトラハッピー!な時間でした。
朝一で観に行ったのが幸いして、念願の親子連れと一緒に見ることができました。
もちろん後ろの方の席でプレッシャーを与えないように見ていました。
ミラクルライト込みでプリキュア映画を見ると、もう……ウルトラハッピー!(二回目)
プリンセスフォームがボロボロになるようすは本編ではなかなか見れなかったので、じわっと……こう、クるものを感じました。
やっぱりボロボロになるのはよいですね……。
エンディング後までたっぷり楽しませていただきました。ウルトラハッピー!(三回目)

009 RE:CYBORG
凄まじい映像でした。
特に加速装置の演出は圧巻の一言。ドバイのシーンの迫力は息をするのも忘れて白く染まる画面を見つめてしまいました。
ただ、それだけに「サイボーグかっこいい!」をもっと突き詰めて見たかったな、というのも本音。
もやもやが残るストーリーはある程度覚悟していったのですが、どこか「気持ちいい!」ってなるような、カタルシスの到達点が欲しかった……。
でも、「なんだかよくわからない」を堪能する意味では、大正解な脚本だったのかも知れません。

脚本についてもう少し。
この現代社会で、「強大な敵」とか、「世界征服を企む悪の科学者」とか、「地球侵略を狙う異世界人(アヴェンジャーズ!)」とかに、ある意味でもはや説得力がなくなっているのは、確かなことかもしれません。
何せ、誰かが超技術をひとつ手にしたくらいで現代の世界が乱れるなんてことはなく、そのレベルの事件が起きれば、人類よりも先に地球のほうが耐えられなくなりそうですから。
そこで、「悪いやつをこらしめてカタルシス」という形を脱却しなければ、現在の社会が求める「ヒーロー」を描くことはできない。
この点は、エンターテイメント性にこだわれば無視していい部分ではあるんですが、テーマ性、特に現実社会への提案を考えれば、そういう見慣れたヒーローではない脚本が求められるのは当然ではないかと思うのです。
そして、この「009」はその極地にある作品だと思います。
倒すべき敵はいない。
憎むべき悪はいない。
そんな世界でも、止めるべき災難は存在し続ける。
その中で、009は、サイボーグは、どうあるべきか……
あまりに難しすぎるテーマに挑んだことについては、評価するべきでしょう。

リンカーン / 秘密の書
これも含めて、3本は同じ日(1日)に見たのですが、締めに相応しい作品でした。
009を最後に見たらもやもやしたものが残るだろうと思ってこっちを後回しにしたら、大正解!
もやもやの余地もなく、すっきりかっこいいアクションと、美しいストーリーを味わうことができました。
出て来るキャラクターがとにかくかっこいい。
身長の高いベンジャミン・ウォーカーのアクションはスピード感と重量感があり、斧というアイテムも説得力あるアクションを作ってくれています。
敵役の吸血鬼たちも気持ち悪さや美しさを持ったかっこいい敵役。
しかしアメリカにはたくさん吸血鬼がいたんだなー、とほっこりしてしまいますね。

吸血鬼退治と平行してアメリカ大統領になっていくリンカーンの人生を描くので、人生単位のかっこよさを堪能できます。
最終的には、大統領でなければ解決出来ない問題に波及していくのもまたグレート。
しかし、あんなことにされてしまった南軍はかわいそうだ……(笑)。

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