2012年10月第4週のまとめ

2012年10月21日から27日までのまとめ。

この週に読んだ本、観た映画などの感想を書いています。

今週読んだ漫画
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%B3%E8%82%89%E3%83%9E%E3%83%B3-38-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%82%86%E3%81%A7%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%94/dp/4088704487/

公式サイトで読んでいたのですが、すばらしくテンポのいい試合運びに感動して購入。
38巻では、3属性の超人達が結ぶ和平と、真・完璧超人がそれを破棄するまでが描かれています。

お話の中ではもちろんプロローグなのですが、がっちり試合も描かれています(素晴らしい!)。
描かれている試合は、おなじみテキサスブロンコ・テリーマンと真・完璧超人軍の先鋒、マッスル・ラジアル。
この試合がまた、テリーマンらしくで、地道で泥臭いけどかっこいい試合なのです。

それに応じるラジアルも、真・完璧超人のものの考えかた、生き様をはっきりとみせてくれるすごいやつ。
この試合を通じて、エリート意識と強さへのこだわり、勝ち負けへの考え方をはっきり描写して、このシリーズが軍団対抗戦であることを意識させる、導入としてもグッドな一戦になっております。

回復のために動けない正義超人軍のなか、孤軍奮闘するテリーマン。
その思いに答えるために地球へ駆けつけるキン肉マン。
そして完璧超人との戦いのために現れる悪魔超人軍!

長年みたいと思っていた属性ごとの対抗戦。
ストロングザ武道率いる悪魔超人軍もかっこいいデザインが多くて溜まりません。
終わり際も悪魔超人と完璧超人たちの戦いの開幕と同時に次巻へ続く!
いつもながら、お話の始め方が素晴らしい作品です。

ただ、タッグ編の鴇も始まりは素晴らしかったけど中身がああなったので……
しかし現在の連載版では4話で1試合に蹴りをつけるという素晴らしいテンポが継続しています。
そのまま一気に進めてください!
お願いしますよ、ゆでたまご両先生!

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うーっ!!
遥か未来、宇宙を股に掛けて荷物を運ぶ恒星間配送業者の船員である少女達が、その旅の大部分を占める「ただ移動しているだけの時間」にどう過ごしているかを描く意欲作!

何せ宇宙船の中では食う寝る以外にほとんどやることがないため、船内をひたすら点検するとか考えただけでもうっとなる環境の中。
その退屈との戦いのために考え出される様々な遊び!

コリオリ力を駆使して遊ぶ枕投げ。
無重力下で行われるだるまさんが転んだ。
船内での暇つぶし、といいつつスケールは徐々に大きくなっていって、映像的な満足感もかなりの充実ぶり。
宇宙船の中だけでまとまる小さな話かと思っていたら、思った異常に広い宇宙が描かれます。

個人的に好きなのは4人が一致団結する(?)無重力雪合戦。
彼女らが宇宙を飛んでいる間に築いてきたものが垣間見えるような感じがしますよ。
作中でも、宇宙船の中ではちょっとした不和でも致命的になるので人間関係には注意しなければならない、というようなことを言っていましたね。

膨大な考証に裏打ちされたのんびりした宇宙の世界をごらんになれる、貴重な一作です。

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ギャグマンガ、さらに言えば、いわゆる日常を描くタイプの漫画はかなり、読者との相性というものが大事なジャンルだと思います。
「日常」が、「日常系」なのかどうかはともかくとして、僕の琴線にはビンビン触れてくる一本なのです。
キャラクターが好きだというのもあるんですけど、ギャグがどことなく文学的なものを感じて……
感じないときもある……。

1巻から登場しているキャラクターたちの「日常」にカメラを向ける形は一段落という所でしょうか。
8巻ではさらにその周囲にいるキャラクターや、時間的に過去の話なども描かれています。
いわば、「日常」ワールドを広げる巻というところでしょうか。

あの世界の中でちょっとおかしな日常が送られているのは、時定高校や東雲研究所だけじゃないんだなあ、ということが分かりました。
変な言い方ですが、おかしみがあの街や世界全体に漂っているのだろうなあ。

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